変わらないものを学び、新しいものに繋げるための「コテンラジオ」
歴史には、わたしたちの未来に役立つエッセンスがたくさん詰まっている気がする。
人類の歴史は、約700万年前の原始時代からはじまったらしい。
その人類史の全貌なんて、到底わからないのだけど、
いま地球上に生きている私たちの先祖を辿っていけば、700万年の歴史に繋がるってのはすごい。
わたしたちは、自分が抱える悩みや不安を、自分だけのものと思いがちだけど、人類史を辿れば、近しい経験をした誰かに行き着くのだろうと思う。
時代が違えば細かい内容は異なるけど、
未来を不安に思ったり、行動する勇気が持てなかったり、恋愛や家族などの人間関係で悩むといった根本的な部分ってのは、人類史にとっての「あるある」に違いない。
だから、人類の歴史を知ることは、より良い未来につながる気がする。
続きを読む「好日日記」が教えてくれた、季節の中で一瞬の今を生きるということ
朝起きて、窓を開ける。スーッと気持ちよの良い風が通り抜けた。普段のムシムシした空気とは一転した、心地の良い風。
「いい風だなあ」なんて、リビングでのんびり過ごしていたら、突然の雨。
サーサーッと細い線のように、雨が斜めに降り始めた。激しい降り方ではないからか、ぼーっと眺めてしまう。梅雨終わりには激しい雨が降るらしいけれど、今朝の雨は穏やかで気持ちがいい。
世間では4連休の2日目だが、わたしにとって今日が連休の初日。そんな1日の始まりを風と雨を感じて過ごせるのは贅沢なことだ。
昼前には雨も止み、遠くから蝉の声が聞こえる。
ミーンミーン…… いや、ウィーンウィーンか?
うまく言葉にはできないが、間違いなくこれは夏の音だ。
朝から一歩も外に出ていないのに、季節が感じられる幸せ。
当たり前のように移ろう季節へ意識を向けると、気づきや感謝が溢れてくる。
その素晴らしさに気づけたのは、森下典子さんのエッセイのおかげだ。
ふと、岡倉天心の「知的セクシーな言葉」に酔いしれたくなった夜
春のこの時期、「花」を見て思い出すのは
知的セクシーの代表格である、岡倉天心の「茶の本」にある一説だ。
春の東雲(しののめ)のふるえる薄明に、小鳥が木の間で、わけのありそうな調子でささやいている時、諸君らは彼らがそのつれあいに花のことを語っているのだと感じたことはありませんか。人間について見れば、花を鑑賞することはどうも恋愛の詩と時を同じくして起こっているようである。無意識のゆえに麗しく、沈黙のために芳しい花の姿ではなくて、どこに処女(おとめ)の心の解ける姿を想像することができよう。原始時代の人はその恋人に初めて花輪をささげると、それによって獣性を脱した。彼をこうして、粗野な自然の必要を超越して人間らしくなった。彼が不必要な物の微妙な用途を認めた時、彼は芸術の国に入ったのである。
「茶の本」第六章 花の冒頭文より
気がつけば、たくさんの「贈与」を受け取って生きていた
ファスティングであらわになった、 ”私” と ”中の人” とのコミュニケーションエラー
Stay Homeなこの時期に、人生で初めてのファスティングに挑戦。
ファスティング、それはつまり断食のこと。知人のススメもあって、絶食ではなく、酵素ドリンクを摂取しながらの断食にチャレンジ。
酵素ドリンクで必要最低限の栄養は補充しつつ、食べ物を一切断つというもので、消化するために使われていたエネルギーを、体の組織再生や代謝にシフトさせていくと言うもの。
終わった頃には、腸内環境がリセットされ、免疫力も高まり、身体も頭もスッキリするという、素晴らしい効果があるらしい。
今回、10日間(準備食2日、ファスティング5日、回復食3日)やってみて思うのは、如何に自分の身体のことを分かっていなかったか、ということ。
食べないこと通じて、「食」に関する誤解・思い込み・無意識の癖に気づかされることになった。
ファスティング、やってみて良かった!と心から思う。