ブラレイコ

ブラっと訪れた人生の寄り道からの学びを、ゆるふわに綴る場所

勝手気ままな「詩歌」で振り返る、2020春夏の日常

日常のワンシーンを切り取って、歌を詠むのが好きだ。

と言っても、俳句も短歌も習ったことはなく、素人の勝手気ままな自己満足の歌だけど。

 

これは、亡くなった祖母の影響。

祖母は、国語の先生であり、歌人でもあった。生前たくさんの歌を詠んでいた。

そんな祖母が愛したことを、わたしは時々真似したくなる。

 

この春夏、わたしたちの日常は大きく変化した。

しかし、振り返れば、素敵な日常はちゃんと存在していて、
たくさんの花を見て美しいと思ったし、たくさん勝手気ままに歌を詠んでいた。

 

今日は、Instagramにアップした歌とともに、2020 年の春夏を振り返るとしよう!

 


昼下がり ひと気まばらな街角に 潜む春色 ときめきのサイン

https://www.instagram.com/p/B9gELrmAddL/

 2020.3.9 六本木ヒルズにて。 

人気のないヒルズに、春色のチューリップが咲いているのを見つけて、
テンションが上がったときの一枚。
この後、苺スウィーツも食べて、胃も心も満たされた。

 

春ものの トレンチコート着おろして 足もと弾む 鳥居坂

https://www.instagram.com/p/B93HmDogIEA/

2020.3.18 麻布 鳥居坂上にて。

遠出はできないから、近所の散歩に買ったばかりのトレンチコートを羽織った日。
ルンルンしているから、結構急な鳥居坂でも、足もと軽くてへっちゃらだった。

 

静かさや 公園の角 花曇り

https://www.instagram.com/p/B-E1v6xg24j/

2020.3.20 ひと気のない公園にて。

今年はお花見の計画を立てることは無かったけど、街中にある桜を見るたびに
儚さと美しさを感じた。

いつもなら大賑わいだろう公園の桜も、この日はひっそりと佇んでいるように見えた。

 

「いってきます」扉の先に 春の色

https://www.instagram.com/p/B-OTooGADpS/

2020.3.27 自宅前にて。

毎年、向かいのマンションの庭に咲く、日向水木の花。
今年も、その可愛らしい黄色い花で、私に元気と癒しを与えてくれた。

いつもと違うことも多い春だけど、毎年変わらないことだってたくさんある。

 

空のもと 感じる季節 花日和

https://www.instagram.com/p/B-yRifFg1k9/

2020.4.10  ご近所散歩の途中にて。

1週間ぶりくらいに散歩したら、近所の木々が一気に華やかになっていた。
ハナミズキも、藤も、とても美しくて。
日課の散歩をサボっても、自宅でネット三昧だったとしても、
そんなことは関係なく、季節は日々移ろいでいるのだと気付かされた。

 

回り道 時止まる 路地裏の春

https://www.instagram.com/p/B_BmIHbgF5X/

 2020.4.16 麻布 善福寺にて。

路地裏に、このモッコモコな牡丹桜を見つけたなら、
回り道であっても、自然と足が向いてしまう。それくらい、このモコモコは魅力的だ。

 

春雨や ヒメツルソバの 恵かな

https://www.instagram.com/p/B_Mmg-aAB9h/

2020.4.20 ご近所散歩にて。

この日の雨は、とても心地よく、心落ち着く音だった。
(クリックいただくと、動画なので雨音が聞けます)
また、雨に打たれるヒメツルソバが美しくて、しばらく眺めてしまった。

 

小草(おぐさ)から 溢る躍動 いやしろち

https://www.instagram.com/p/B_wAiW1ANnY/

2020.5.4 ご近所散歩にて。

曲がり角に生えている、草。
ファミリー感があって、可愛いなあなんて思っていたら、3週間で3倍背丈が伸びて驚愕した。
雑草の貪欲な生命力を目の当たりにし、自分の成長速度の鈍さに焦りを感じた日。

※写真クリックすると、Instagramの2枚目の写真(驚愕の3倍成長!)も見れるはず。 

隙間から 野花の姿 つい見惚れ 愛でる心に 小満の兆し

https://www.instagram.com/p/CANXUiJAJWJ/

2020.5.15 ご近所散歩にて。

見過ごしてしまいそうなところから、静かに顔を出す可愛らしい花。
気がつけると嬉しい。

当の本人は、見つけてもらいたい訳でなく、アピールしている訳でもなく、
ただただ静かに佇んでいるだけ。その姿勢がまた美しい。

 

夏近し 変わる花色 鮮やかに

https://www.instagram.com/p/CA1e2wIAfpg/

2020.5.31 ご近所散歩にて。

小満。陽気が良くなり、万物の成長を感じられる頃。
ご近所に咲く花々も、また変化してくる。

赤、黄色、紫など。色鮮やかな花たちが増え、元気をもらえる。

 

梅雨曇り 打ち消し映える 百日紅

https://www.instagram.com/p/CCaWKhOAZAT/

2020.7.9 ご近所散歩にて。

今年も、サルスベリの季節がやってきた。
夏の期間、100日咲き続けることから、「百日紅」と書くらしい。
ちょうどこの日に、7〜9月までのプロジェクトのお仕事が決まり、自分も百日紅のように100日走りづつけようと思ったんだよなあ。

 

雨上がる 濡れた家路に 秋の声

https://www.instagram.com/p/CEn8s81gkIx/

2020.9.2 ご近所散歩にて。

突然の雷雨に、雨宿り。
雨雲が去り、青空が見えはじめ、雨が完全に止むまで約30分。
ずっと空を眺めていた。それはとても贅沢な時間。
雨上がりには、もう秋の気配を感じる。

 

 


振り返り気づくのは、8月の歌が1つもないということ(笑)
暑かったから、散歩にも出られなかったのでしょう。仕方なし。


こうして纏めてみると、その時その時の感情が蘇ってくる。

たまには、こういう振り返りも良いですね。

 

以上、勝手気ままな歌で振り返る、2020春夏の日常でした。

 

おまけ:

ふと、祖母のことを思い出したので、亡くなった時の思い出の日記を久しぶりに読んでみた。
やっぱり、祖母はかっこいい。

reicoouchi.hatenablog.com

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。