小笠原家から学ぶ、真の礼法
睦月に想う、季節と言葉とネイル
旧暦の睦月も、もう終わり。
睦月の「睦」は、『親しくて仲がよい。むつまじい。親しくする。むつぶ。』を意味している。
一年のはじまりの月に、人との繋がりを連想させる「睦」が使われているのは嬉しい。
季節の移ろいのなかで出逢う言葉がある。
中でも、春の言葉は特別だ。
かつて旧暦で過ごしていた時代、一年のはじまりは春と共にあった。
そんな始まりの「春」。その語源は古く、自然の姿から生まれた ”やまとことば” だという。
天気の「晴る」、草木の芽が「張る」、万物が「発つる」、田畑の「墾る」、目を「見張る」などに関係し、広々として見通しが明るくなること、万物が清明な様子をいう。「はる」に「ふ」をつけると「はらふ」。
「和暦 日日是好日」より
今回は、春のはじまりに出逢った、お気に入りの言葉たちを記録する。