ブラレイコ

ブラっと訪れた人生の寄り道からの学びを、ゆるふわに綴る場所

小笠原家から学ぶ、真の礼法

歴史を超えて受け継がれるものには、必ず「意味」がある。

先日伺った、小笠原流三十一世宗家嫡男(ちゃくなん)小笠原清基(きよもと)さんのお話を聴きながら、そんなことを思った。

昨年に続き、Genuine Japan と言うプログラムを受講することに決めた。これは、日本伝統文化を広く体系的に学ぶには大変効率の良いプログラムだと思う。

www.genuine-japan.jp

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睦月に想う、季節と言葉とネイル

旧暦の睦月も、もう終わり。

睦月の「睦」は、『親しくて仲がよい。むつまじい。親しくする。むつぶ。』を意味している。
一年のはじまりの月に、人との繋がりを連想させる「睦」が使われているのは嬉しい。

季節の移ろいのなかで出逢う言葉がある。
中でも、春の言葉は特別だ。

かつて旧暦で過ごしていた時代、一年のはじまりは春と共にあった。
そんな始まりの「春」。その語源は古く、自然の姿から生まれた ”やまとことば” だという。

天気の「晴る」、草木の芽が「張る」、万物が「発つる」、田畑の「墾る」、目を「見張る」などに関係し、広々として見通しが明るくなること、万物が清明な様子をいう。「はる」に「ふ」をつけると「はらふ」。
「和暦 日日是好日」より

 

今回は、春のはじまりに出逢った、お気に入りの言葉たちを記録する。

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超クリエイティブ空間「文楽」を観る

前回までの予習「超クリエイティブ空間「文楽」を知る - ブラレイコ」を経て。

いよいよ、観劇へ。
文楽デビューとなる今回は、友人が手配をしてくれたこちらの演目を観にいくことになった。 
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女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)」

すごいタイトル……!笑
近松門左衛門の晩年の作品で、江戸時代に実際に起きた事件を参考にして作られたと言う説もあるらしい。

現在では、歌舞伎や映画、ドラマなどにもリメイクされている有名作品と聞き、ワクワクしながら、国立劇場へと向かう。

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超クリエイティブ空間「文楽」を知る

文楽(ぶんらく)と出会った。

事前にサイトや本を読み、イメージを膨らませて行ったつもりが、実際の空間は想像をはるかに超えて素晴らしいものだった。

その驚きと、素人ながらに感じた素晴らしさをご紹介したい。

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祖母、天国へと旅立つ

それは、2月3日の節分の日だった。

暦のうえでは、冬の終わりを意味する日。
翌日の立春から新しい春が始まる、ちょうど節目の日。

そんな日を、祖母は最期の日に ”選んだ” に違いない。
国語教師で、歌人で、暦に詳しい、祖母らしい最期の日に。

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着物ライフに憧れて

着物を着こなせる人になりたいなぁ〜。


と、思い続けて何年が経つだろう。

いまのわたしの生活には、全く着物と触れ合う機会がないので。憧れはあっても、日常に取り入れるというのが結構難しい。

ただただ思い続けても、着物との距離は一向に縮まず…… 。
このままじゃあ、憧れだけで人生が終わってしまう。

そんな焦りから、2018年こそは着物ライフにチャレンジする!と決めました。


今回は、思い立ってから今日に至るまでの約1ヶ月のわたしの行動をログ化。

これから長〜く続いていくであろう、 ”着物チャレンジ” でくじけそうになったとき、
このブログが励ましてくれる、と期待を込めて。

 

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