ブラレイコ

ブラっと訪れた人生の寄り道からの学びを、ゆるふわに綴る場所

見えない何かを感じる日本人

先日、日本学を研究されてる方のお話を聞く機会があった。

日本学では、仏教・儒教神道をもとに日本精神を考えるらしい。宗教を知らずに国の理解はできない、とのこと。
宗教観をとらえることで、日本独自の哲学や思想が分かってくるのだそう。

ちなみに、わたしは、仏教・儒教神道の理解は浅く、人に説明するレベルには到底及ばず…。日々勉強だなあと改めて感じたのでした。

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「和暦 日日是好日」につまった愛を紐解く

2018年版の手帳「和暦 日日是好日」が、無事にわが家にやってきた!
 

この手帳、ただの手帳ではない。日本の暦や季節に纏わるあらゆる情報が惜しみなく載っていて、もはや手帳の域は超えている。
製作者である、高月美樹さんのこだわりと愛が詰まった”作品”なのである。

LUNAWORKS:月と暮らす旧暦手帳 「和暦日々是好日」

愛用者としては、これからも高月さんへ敬意をもって使っていきたいので、その素晴らしさについて改めて言葉にしてみようと思う。

 

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鹿を思い続けたら、予想もしない結末になった

今回は、この数ヶ月思い続けてきた「鹿」について纏める。

 

神様の使い、神鹿(しんろく)

先日行った鹿島神宮では、30頭ほどの鹿たちが神様の使いとして鹿園に飼われている。この鹿島の鹿の歴史はとても古い。あの奈良 春日大社の鹿たちも、元を辿れば鹿島の鹿だと言う。

春日大社が創建されたとき、鹿島神宮の神様である武甕槌命(たけみかつちのおおかみ)が勧請(かんじょう)され、白い鹿に乗って1年がかりで奈良に向かったと言われている。奈良の鹿が保護されているのは、もともと神様を乗せて来た神の使いだったからだ。

興味深いのは、春日大社へ向かう鹿の通った道のりに「鹿」の文字のつく地名がいまも残っているということ。

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京博「国宝」レポート②〜心に残った5つの国宝

子供の頃に教科書で見た「国の宝たち」を生で観ることができる国宝展。

実物を前にしたときに湧き上がる感情は、二次元では味わえない特別なもの。
鑑賞しながら、その圧倒さに言葉を失い、圧倒的な”何か”を消化できずに胸が詰まり、壮大なストーリーを知り感極まる。

前回記事では、国宝展に行くまでの様子をご紹介したので、今回は特に心に残った5つの国宝についてレポート。作品を観て感じたことを改めて振り返ることで、そのとき自分のなかに残った”何か”を、少しでも言語化できますように。

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京博「国宝」レポート①〜まさに眼福なひととき〜

京都国立博物館で開催中の特別展示会「国宝」へ行ってきた。

kyoto-kokuhou2017.jp

国宝展は、「京都国立博物館」と「国宝」の誕生から120年という節目の記念として開催されている。1期を2週間とし、4期8週間の開催期間。期ごとに一部の作品を入れ替えて、全部で約200展の国宝の展示をするらしい。

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鹿島神宮と香取神宮②〜関東最古の神社巡り〜

前記事で組み立てた「東京から1日で効率よく香取神宮鹿島神宮を巡る」プランに従いいざ出発。

早速、東京駅から高速バスで香取神宮へ向かう。

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