ブラレイコ

ブラっと訪れた人生の寄り道からの学びを、ゆるふわに綴る場所

京博「国宝」レポート①〜まさに眼福なひととき〜

京都国立博物館で開催中の特別展示会「国宝」へ行ってきた。

kyoto-kokuhou2017.jp

国宝展は、「京都国立博物館」と「国宝」の誕生から120年という節目の記念として開催されている。1期を2週間とし、4期8週間の開催期間。期ごとに一部の作品を入れ替えて、全部で約200展の国宝の展示をするらしい。

ちなみに国宝に指定られてる美術工芸品は885展。つまり、開催期間中は約1/4が京都に集結するということになり…とっても貴重な展示だという事がわかる◎ 

今回わたしは、出張帰りに突然思い立って、90分だけ立ち寄るという慌ただしい訪問になったのだけれど、それでも国宝の素晴らしさを体感でき、来て良かった!と心から思った。

この気持ちの高ぶりを記録すべく、心に残った作品たちについて振り返ろうと思う。

 

 

  • いざ「国宝」展へ

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京都国立博物館に到着したのは、西陽が眩しい夕方16時すぎ。

平日の火〜木の閉館は18時なので、鑑賞できる時間はたったの90分。平日とは言え、国宝展は混雑しているので、このスケジュールはかなりタイト。今回は仕方なかったけど、個人的には遅くとも閉館2時間前には入ることをお勧めする。

現在の展示は第3期で、11/12(日)までの開催となる。展示は1〜3階に渡っており、順路としては3階→2階→1階となる。閉館ギリギリになると、必然的に1階フロアが混雑するわけだが、その逆をつけば閉館直前は3階や2階を比較的ゆっくりと観ることが出来る…はず。

今回は鑑賞時間が90分しかなかった為、最後は駆け足になってしまい実現には至らず。残念!

 

私のように思いつきで国宝展に行く人(あまり居なそうだけど)へのアドバイスを少しだけ。

  1. まずは博物館のTwitterで、会場の混雑状況をチェックしよう。待ち時間がなくても、遅くとも16時には入館したい。入館をスムーズにするために当日券は事前にアプリから購入し、最寄りのコンビニで発券。今回はイープラスアプリで手配、京都駅内のセブンイレブンで発券。(博物館入口の当日券売り場は、16時半でも混雑していたので事前発券して大正解でした!)

  2. 入館したら、音声ガイドをレンタル(500円)しよう。国宝への理解が乏しい私にとって、事前知識だけで楽しむのには限界があるので…音声ガイドは欠かせない!
    ちなみに、こちらの写真は今回の音声ガイドリスト。鑑賞の事前準備ができてないという方は、ケチらずに是非レンタルすることをお勧めする。
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  3. 展示物は、空いてるものからまわろう。
    3期の目玉の1つに「漢委奴国王」の金印がある。こちらの16時半時点で待ち時間は何と30分…。これに並んだら最後、全ての展示物を見る時間は無くなる。なので行列には並ばずに、後ろから覗けばOK(ルール違反ではない)。最も小さいと言われる金印でも、目を凝らせば観ることはできたた。行列に並ぶと近くで見られるが、一定速度での移動を強いられるから、立ち止まって見られない。それぞれの良さはあると思うけど、個人的には後ろから覗きこむ形でも十分楽しめる。

 

  • いよいよ特別展示会「国宝」の中へ

手元には、音声ガイドリストと出展リストを持参。

ただ素人なので、これだけの予習では正直厳しかった。せめて、ブルータスの国宝特集を読んでおけばよかった…とも思ったけれど、時すでに遅し。

BRUTUS(ブルータス) 2017年 10/15号[特集 国宝。]

BRUTUS(ブルータス) 2017年 10/15号[特集 国宝。]

 

仕方ないので、気になる国宝はこれからお勉強しようと心に決め、ペンとノートで作品のメモを取りながら鑑賞することに。

会場内はカメラNG。写真がないため復習するのも難しかったけれど、今回わたしが特に心に残った国宝5点を次の記事でご紹介しようと思う。

 

楽しみはつづく☺︎