ブラレイコ

ブラっと訪れた人生の寄り道からの学びを、ゆるふわに綴る場所

拝啓 谷川俊太郎さま

拝啓 谷川俊太郎さま

 

わたしは時々、あなたの言葉を求めて、詩集や書籍を読み漁る。なぜなら、あなたの言葉にはピュア・信念・ファンタジーを感じるから。

あなたの言葉に はじめて出逢ったのは、30年以上も前のこと。おそらく「スイミー」か「鉄腕アトム」だったと思う。今もなお、自分の意識のなかにハッキリと記憶のある作品。

それから暫く、あなたの言葉を意識せずに歩んできたけれど、「二十億光年の孤独」という詩に出逢い、あなたの言葉に再会する。

 

詩には、作者の感覚がダイレクトに表現された言葉が並ぶ。言葉の一字一句には作者が選んだ意志がある。その言葉を介して、作者と読み手の感覚が交差する。

 

あなたの言葉は、シンプルだ。

あなたの言葉は、トゲがない。

あなたの言葉は、飾らない。

あなたの言葉は、誤魔化さない。

あなたの言葉は、くすっと笑える。

 

初めて出会うあなたの言葉も、なぜだか、すぅーっと心に入る。それは、きっと素直な感覚をあらわす言葉だから。

 

素直にあらわすって、すごいな。素直に伝えるって、すごいな。

それが出来る人間でいたいから、わたしも自分の感覚を必死に言葉にしていく。

 

先日、あなたの展示会に行ってきた。そこでは、子供も若者も中年も老人も、あらゆる人たちが楽しそうに詩を眺めていた。

谷川俊太郎展|東京オペラシティアートギャラリー

あなたの言葉が好きな人が、こんなにもたくさんいるなんて。わたしは未来が少し楽しみになった。

 

ありがとう、谷川さん☺︎ 

 

f:id:reicoouchi:20180327231723j:image

▲ ようやく、谷川俊太郎展に行くことができたわたしは、今とてもご機嫌。
あの日手に入れた詩的なsomething は、とても心地よく穏やで、大切なものを再認識させてくれる価値のあるものでした。

 

楽しみはつづく☺︎