ブラレイコ

ブラっと訪れた人生の寄り道からの学びを、ゆるふわに綴る場所

歴史

ビジネスマナーの真髄を求めつづけたら、「武士の礼法」にたどり着いた

「ビジネスマナーって必要ですか?」 入社間もない1年目社員から質問を受け、ビジネスマナーに対する自分の思いを、はじめて言葉にした。 わたしは、 "型" を覚えればOKみたいなビジネスマナーは、本質的でないので必要じゃないと思ってる。繰り返し練習する…

現代にも役立つ、日本文化が育んだ「3つの思想」とは?

日本の伝統文化が育んできた思想が、より良い未来をつくるヒントになる気がする。 今回は、その思想って具体的に何なのかについて深堀ってゆく。 このテーマは、ここ最近ずーーーっと考え続けていたことであり、今なおモヤっとしている。なので、現時点での…

禅、弓道、礼法、そして 世界の経営者を結びつける「絶対的なもの」

日本の伝統文化が育んできた思想が、より良い未来をつくるヒントになる気がする。 ここ最近、わたしの中でその考えは加速しまくっている。うまく言葉にできないこの確信を、どうにか表現できないものか。 そんな試行錯誤真っ最中の試みとして、現時点の頭の…

「日本文化の核心」に迫りきれず、溺れながら書いた備忘録

以前この本「日本文化の核心」を読んだとき、作者 松岡正剛さんの知性が広く深すぎて、溺れた。 時代もジャンルも制限なく、次々と溢れてくる知識量に追いつかず、溺れた。 この本は、海のようだと思った。 文章はとても美しくわかり易いのに、読み手の器が…

変わらないものを学び、新しいものに繋げるための「コテンラジオ」

歴史には、わたしたちの未来に役立つエッセンスがたくさん詰まっている気がする。 人類の歴史は、約700万年前の原始時代からはじまったらしい。 その人類史の全貌なんて、到底わからないのだけど、いま地球上に生きている私たちの先祖を辿っていけば、700万…

未知へのトキメキを取り戻したい大人たちへ捧ぐ、魔法の言葉

東京より、宇宙の方が近い。 子供の頃、本気でそう思っていた。 私の育った街には、H-Ⅱという純国産ロケットの実物大模型がそびえ立っていてた。 通学路をショートカットする時は、JAXA(あの頃はNASDAって名前だったけど)の敷地を通り抜けしてた。自転車で…

後編:INUA(イヌア)で体感する素晴らしき世界観

1つのレストランが、価値観を変えてしまうほどの感動をもたらすことがある。 飯田橋にあるレストラン INUA(イヌア)には、それほどのエネルギーがあった。「美味しかった」なんて言葉では表現し尽くせない。そんなありきたりな言葉は伝えきれない素晴らしさ…

前編:INUA(イヌア)で体感する素晴らしき世界観

1つのレストランが、価値観を変えてしまうほどの感動をもたらすことがある。 飯田橋にあるレストラン INUA(イヌア)には、それほどのエネルギーがあった。「美味しかった」なんて言葉では表現し尽くせない。そんなありきたりな言葉は伝えきれない素晴らしさ…

学びの春、ほぼ日の学校で「古典」にどっぷりと浸りたい

朗報!ほぼ日の学校のオンライン・クラスが、3月いっぱい無料で楽しめるらしい! 過去、人気がありすぎて諦めたシェイクスピア講座や歌舞伎講座、万葉集講座など、今なら全て無料で見ることができる…… なんて贅沢なのだろう! 想像するだけで、ワクワクする…

シン・ニホンを読んで、妄想する未来

「こんなご時世だからこそ、日本の未来を考えたい」 そう思って、この本を手に取った。内容は難しいものもあり、全ての理解などは到底していないけれど、前へ前へと読み進みたくなるような興奮が後押しし、一気に読み切ってしまった。 この本は、読み手の視…

城マニアが教えてくれた、鶴見 寺尾城から始まる未来

「鶴見で城のイベントがあるんだけど来ない?」 と声をかけもらい、『鶴見れきぶん祭』なるものへ行ってきた。 鶴見れきぶん祭は、今回が記念すべき第1回のイベントらしい。開催のキッカケは、鶴見まちづくりコンペの企画なのだとか。 発案者である、横浜商…

良本「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」でおもてなしマインドを考える

ようやく「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んだ。今年読んだ本の中でも、ベスト3に入る傑作本だった。 話題になっていたし、さまざまな賞も受賞していたし、面白いのだろうなとは思っていたけれど、手にとって大正解! というか、こういっ…

温故知新って、ロマンチック

温故知新って、いい言葉だなあ。 「故き(ふるき)を温ねて(たずねて)、新しきを知る」という訓読みも、また良い。 温故知新読み方:オンコチシン(onkochishin)昔の事を調べて、そこから新しい知識や見解を得ること「温故知新(おんこちしん)…

商店街ホテル「講 大津百町」が、星3つの理由

滋賀県大津。そこは、旧東海道 五十三番目の宿場町。最後の宿場町にして、京への入り口でもある。京までの陸路と、琵琶湖の水路の両方を持った大津は、東海道の中で最も賑わった宿場町だったそう。 そんな大津の街が、いま新たなチャレンジをして注目を浴び…

30演目観劇した記念:初心者が語る歌舞伎の魅力とは

昨年の10月、勘三郎さん七回忌追善を観て感銘を受けた歌舞伎。 reicoouchi.hatenablog.com ご縁あって、2018年12月から現在まで、月に1回以上の歌舞伎鑑賞を欠かさずに過ごすことができている。 歌舞伎の世界観は、とても魅力的。けれども、やはり小難しい。…

「おすし」にまつわるエトセトラ

前回、銀座のすしをテーマに記事を書いたのだが、正直まだまだ書き足りない。ということで、今回は、すしにまつわる小ネタをテーマに書き留めることにする。 すなわちこれ、食べる方ではなく、読む方の「すしネタ」集。 元ネタは、こちらの書籍たち ↓ では、…

“粋”と”品”が同居する「銀座のすし」って何なんだ

先日、銀座のおすし屋さんに連れて行ってもらった。記念すべき「銀座のすし屋」デビューだ。 伺った先は、銀座七丁目にお店を構えてまだ3ヶ月の新店舗。とある有名店の2番手の方が、独立して出されたお店らしい。技術はもちろんのこと、大将のお人柄が最高!…

「水鏡茶会」に垣間みた、里山十帖の魅力

5月の半ごろ。お気に入りのお宿「里山十帖」のfacebookページで目にしたイベント告知。 「水田の中で、中国茶のお茶会を開催する“水鏡茶会”」 水鏡茶会…?想像が出来そうで、出来ない。 でもきっと、素敵な茶席に違いない、と期待値のあがる告知につい惹かれ…

古典ブーム到来!人は古典に何を求める?

古典を知る魅力は、その普遍性と美意識にあるのかもしれない。 そう思うと、自分が古典に惹かれている理由も腹落ちする。私の中にある「今に活きる何かを学びたい欲」と「美しさに触れて人生を豊かにしたい欲」が、古典を知ることによって満たされるのだ。 …

平成の終わりに思い出すギフト

この1ヶ月は、毎日のようにニュースで平成の振り返り番組が流れている。特に、天皇陛下と美智子さまのお姿を映像で見る頻度は、格段に増えた。 私は、あるボランティア活動をキッカケに、天皇皇后両陛下に対する想いが大きく変化した。 お二人から大きな無償…

「令和」に託された想いをキャンベルさんが教えてくれた

テレビ番組「スッキリ」に出演していたロバートキャンベルさんの「令和」に関する解説が素晴らしかった。その説明を聞き、わたしは「令和」の言葉がグッと好きになった。 調べてみると、朝日新聞デジタルにキャンベルさんの記事を発見。彼の「令和」を聞いた…

20年憧れ続けた「奈良ホテル」へのラブレター

このポスターに最初に出逢ったのは、20年ほど前のこと。 「クラシックホテルの仲間たち」と題して、戦前・戦後の日本の西洋ホテルライフの礎を築いてきた、日光金谷ホテル・富士屋ホテル・万平ホテル・奈良ホテル・東京ステーションホテル・ホテルニューグラ…

心の向いた先には「平常心是道」

先日のこと、虎屋赤坂ギャラリーにて出逢った言葉。 紀元前から中国で使われている篆書体(てんしょたい)で書かれた「華風月雪」という作品。

続・とらやに首ったけ 〜赤坂で過ごした年末年始編〜

1月末にオフィスの引越しがあり、少しだけ 虎屋 赤坂店に近づくことができた。 オフィスから虎屋さんに行きやすくなると思うだけで、笑顔が止まらない。

日本文化を涵(ひた)すこと海の如し、養うこと春の如し

いよいよ大晦日。2018年も今日でもう終わり。 「平成最後の大晦日」なんて言われているが、皆さんにとってどのような一年だったのだろう? わたしは、2017年10月末にブログをスタートして早1年が過ぎた。日本文化を知りたい欲求のまま、色々な場所で様々な文…

青島神社〜鵜戸神宮へ!ブラタモリ宮崎ロケ地を巡る②

ブラタモリ宮崎ロケ地を巡る旅、続編。 前回、青島神社と堀切峠を楽しんだときのブログはこちら↓ reicoouchi.hatenablog.com 今回は、いよいよ鵜戸神宮へ向かう。最盛期には、その年結婚した夫婦の約4割が新婚旅行で訪れたとされる、超人気スポットだ。

青島神社〜鵜戸神宮へ! ブラタモリ宮崎ロケ地を巡る①

やって来ました、宮崎県。 今回は、ブラタモリ #100 宮崎のロケ地を巡りつつ、地質と歴史を学びます。 宮崎 南国リゾートの謎に迫る ブラタモリの記念すべき#100 宮崎のテーマは「なぜ 宮崎は"南国リゾート"になった?」 宮崎って、昭和40年代後半 新婚旅行…

とらやに首ったけ♡

2018年10月1日(月、寅の日)、赤坂に現れた「パワースポット」をご存知だろうか。 www.toraya-group.co.jp 3年ぶりに赤坂の地に戻って来た「虎屋」さん。この空間が、とにかく素晴らしい。私はここに来るたびに、幸せな気持ちになり、前向きな気持ちになり…

届け!勘三郎さんへ「中村勘三郎七回忌追善」での歌舞伎体験

生きているうちに、いかに優れた文化を体感するか。それが、人生に彩りをつける1つの方法なのだと思う。 この、「生きてるうちに」には、2つの意味があって、 1つは自分自身が生きているという意味。もう1つは、文化提供者が生きているという意味。 とく…

伊勢神宮の森に教えられる、古の智恵

この1ヶ月ちょっと、ブログ更新は滞ってしまったけれど日本の自然、精神、文化…… など数々体感する機会をいただけた実りある月であった。 今回は、6月に伊勢神宮を訪れて感じたこと、神宮の近くのカフェで購入した「伊勢神宮の智恵」から学び得たことを中心…